スマートフォンサイトはこちら

研究成果

コンテンツタイトル下地

[2015.01.13] 鶴見太郎准教授(教養学部・社会学)が、第11回(平成26年度)日本学士院学術奨励賞を受賞しました

2015年1月15日

テニュアトラック教員の鶴見太郎准教授が第11回日本学士院学術奨励賞を受賞しました。

優れた研究成果をあげ、今後の活躍が特に期待される若手研究者に対して贈られる賞で、本年度は6名が受賞しました。

 

■ 鶴見准教授の授賞理由                                                  パレスチナ紛争の起源としてのシオニズムの世界観に関する歴史社会学的研究」                        ヨーロッパにおけるユダヤ人問題は西欧側の見方に基づいて論じられてきました。これに対して鶴見太郎氏は、これまで相対的に無視されてきた帝政時代のロシア・シオニズムに研究の焦点を合わせ、四散したユダヤ人をも視野に入れた、パレスチナに行くことにこだわらなかった自由主義的シオニズムの系譜を丹念に発掘しました。このシオニズムはユダヤ人の本質を特定の宗教的・文化的伝統と結びつける手法を拒否し、例外性を排し、他の民族と同等な取り扱いを権力に対して求めることで、伝統的な差別を克服しようとするユダヤ人の地位向上運動でした。彼らは自らが民族という外殻を持つことを求め、多民族社会の大枠の中で自由に民族的な発展を遂げることを希求しました。その際、社会的な拠点の必要性から、その拠点をロシア内ではなくパレスチナに求めたといいます。このように世界の学界のいわば死角に、現在のパレスチナ問題をも視野に入れて切り込む真摯な問題関心は高く評価されます。               (日本学士院 日本学士院学術奨励賞のホームページから抜粋)

 

■ 受賞の詳細は、日本学士院HP「日本学士院学術奨励賞の受賞者決定について」をご覧ください

 

■ 鶴見准教授の研究成果「受賞」等については こちら

■ 鶴見准教授に関する詳細は こちら

カテゴリ:研究成果
コンテンツ本文の先頭へ戻る ページの先頭へ戻る
コンテンツ本文の先頭へ戻る ページの先頭へ戻る